AIで音楽を作る方法|武田健治式4つのAIで「日本が大好き」を完成させるまで①

AIに作らせたんじゃない。AIと殴り合いの壁打ちをした話

目次

① なぜ「日本が大好き」という曲を作ったのか

「日本が大好き」って言葉、けっこう難しい。

言い方を間違えると、急に主張が強くなる。

でも僕が歌いたかったのは、そういう話じゃない。

日本って、たまに変なんよ。いい意味で。

誰かが困ってたら、声をかける。
空気を読んで、先に動く。
見返りゼロで、手を差し出す。

これ、制度でも流行でもない。
たぶんずっと昔から受け継がれてきた文化。

僕は思想家じゃない。
ただ、現場で働いてきた一人の日本人。

その“空気”を何度も浴びてきた。

だからこの曲は、今の日本だけじゃない。
何百年後の日本も、できるなら同じように
人にやさしい国であってほしい。

その願いを、AI音楽制作という形で残した。

英語バージョンを作ったのも同じ理由。

海外の人が日本に来て驚くのは、結局ここ。

「なんでそんなに親切なん?」

でも、その背景には歴史がある。

それを「不思議な国」で終わらせたくなかった。

※愛国歌にはしない。
歌いたいのは、感謝とバトンタッチ。


② ChatGPTで歌詞を作る方法|AIは“壁打ち相手”

今回のAI音楽制作で使ったツールのひとつがChatGPT。

でもここ、大事。

AIに正解を求めていない。

欲しかったのは、自分の想いの輪郭。

最初に出したプロンプトは、本当にこれだけ。

・日本が大好き
・サクラにもみじと富士サイコー
・昔となりの兄ちゃんがハチマキしめて突っ込んだ
・だれの為かわかってる?
・昔さかやのおじさんが遠くの海で戦った
・家族のためって言っていた

「この路線で、先人たちの想いを歌にしたい」

構成もテンポも指定していない。

まず欲しかったのは、物語の芯。

ChatGPTは、完成品をくれる自販機じゃない。

想いを言語化するための壁打ち相手。

英語版ではさらに意識した。

日本語は“察する文化”。
英語は“説明する文化”。

だから直訳ではなく、意味が届く翻訳へ。

ここが、AIで曲を作る方法の大事なポイント。


③ SUNOでAI作曲する手順|50テイクの理由

歌詞ができたら、次はAI作曲ツール「SUNO」。

方向性は最初から決めていた。

「日本古来の楽器を使う。でも曲調はPOP」

和風に寄りすぎると閉じる。
洋風に寄りすぎると薄まる。

このバランスを探すのが、AI作曲の核心。

最初のプロンプトも、あえて曖昧にした。

できるだけ日本古来の楽器を使って
もう少しテンポを落として
太鼓をもっと前に
後半は盛り上げて

細かいBPM指定はしない。

AIに全部決めさせないため。

結果?

50テイク以上。

祭り風に寄りすぎる。
和楽器が埋もれる。
雰囲気はいいが歌が弱い。

「違う」と言い続ける作業は、
AI制作というより、自分の耳の筋トレだった。

AIは作る。
でも、選ぶのは人間。

これがAI音楽制作の本質。


④ プロンプト一言で曲が変わった瞬間

最後に付け加えた一言。

「メロディーだけは洋楽にして!」

たったこれだけ。

でも、景色が変わった。

和楽器はそのまま。
太鼓もそのまま。
でもメロディーが“外”を向いた。

この瞬間に気づいた。

AIに足りなかったのは技術じゃない。

「どこに届けたいか」という意志。

楽器は日本。
情緒も日本。
でもメロディーは世界共通語。

方向を決めたのはAIじゃない。

人間。


武田健治式|AIで曲を作る3原則

① AIに丸投げしない
② 量を出して「違う」と言い続ける
③ 最後の方向を決めるのは人間

AIはハンドルじゃない。
エンジン。

舵を握るのは人間。

⑤ ミックスで気づいたことと、「洋楽メロディー」の必然

今回の制作で、ひとつ大きな変化があった。

それは――
ミックスを意識するようになったこと。

僕は60年代、70年代の洋楽が好きでよく聴く。

そしてこれははっきり言える。

60年代は断然モノラルがいい。

音が真ん中にギュッと集まっている。
左右に広げないぶん、熱が逃げない。

ボーカルもドラムも、真正面から来る。

情報量は少ないのに、
エネルギーは濃い。

今回AIで曲を作って、初めて分かった。

音は“広げれば良い”わけじゃない。


どの環境でも崩れない音を作りたい

僕は今回、

・スマホ
・ヘッドフォン
・車のスピーカー

全部で聴き比べた。

スマホだと和楽器が消える。
ヘッドフォンだと太鼓が強すぎる。
車だとボーカルが前に出すぎる。

「あれ?さっきは良かったのに?」

何度もそうなった。

そのとき思い出した。

60年代のモノラル。

ラジオでも、安いスピーカーでも、
ちゃんと“曲”として成立していた。

ミックスって、正解探しじゃない。

どの環境でも崩れないバランス探し。

AI制作をやって初めて、そこに気づいた。


だから「メロディーだけは洋楽にして!」だった

何十テイクも繰り返して、
最後に付け加えた一言。

「メロディーだけは洋楽にして!」

あれは偶然じゃない。

和楽器は日本。
情緒も日本。

でも、メロディーは世界共通語。

60年代の名曲が今も残るのは、
メロディーが強いから。

広がりじゃない。
芯。

だから僕は、

音は日本に寄せて、
メロディーは世界に開いた。

その瞬間、曲が“外”を向いた。


AI制作で一番学んだこと

AIは速い。

でも耳は育てないといけない。

広げる勇気もいる。
でも、集める勇気もいる。

60年代のモノラルを好きな理由と、
「メロディーだけは洋楽にして!」は、
実は同じ場所から来ている。

芯を強くするため。

AIはエンジン。

でも、
どこに向かうか決めるのは人間。


【保存版】AIで曲を作る5ステップ(武田健治式)

これからAI音楽制作を始めたい人向けに、
今回の流れを5ステップにまとめます。

STEP1:テーマを決める(思想を握る)

まず最初にやることは、
AIを開くことではありません。

「何を伝えたいのか」を決めること。

・誰に届けたいのか
・何を残したいのか
・何に違和感を持っているのか

ここが曖昧だと、AIは“それっぽい曲”を量産します。


STEP2:ChatGPTで歌詞の芯を作る

いきなり完成形を求めない。

箇条書きでいい。
感情の断片でいい。

ChatGPTは「歌詞自動生成ツール」ではなく、
壁打ち相手として使う。

ポイントは:

  • 最初はざっくり
  • 方向性だけ示す
  • 自分の言葉に戻す

STEP3:SUNOで量を出す(最低20〜50テイク)

AI作曲は、一発OKを狙わない。

むしろ「違う」を集める作業。

・テンポ違い
・ムード違い
・楽器バランス違い

“惜しい”を積み重ねると、
自分の理想が見えてくる。


STEP4:複数環境で聴き比べる

必ずやること。

・スマホ
・ヘッドフォン
・車のスピーカー

どこでも崩れない曲は強い。

60年代のモノラルが今も響くのは、
芯が強いから。


STEP5:最後の一言を入れる

最後は、技術じゃない。

「どこに届けたいか」をプロンプトに足す。

僕の場合は、

「メロディーだけは洋楽にして!」

この一言で、曲が世界を向いた。


まとめ|AI音楽制作は近道ではない

AIで曲を作る方法は、確かにある。

楽器もろくに弾けない、音楽理論も知らない僕に、
AIは「自分の曲を作れる」という夢を叶えてくれた。

でもそれは、
ボタン一発の魔法じゃない。

AIはエンジン。
舵を握るのは人間。

小さく作れる人は、小さく積み上げられる。

僕は今日も、その練習を続けています。


「日本が大好き」日本語版

「日本が大好き」英語版

※動画編集・字幕付け・YouTube公開までの流れは、次の記事で解説していきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

こんにちは!52歳、スクールバス運転手です。
転職10回以上の経験から、現場のリアルや笑える失敗談をお届けしています。
「働くって大変。でも、ちょっと面白い」そんな空気を一緒に味わいましょう。

コメント

コメントする

目次